帰ってくるなりパパはあたしにパイソンを突きつけた。
「一体いくらでさつきくんを売ったんだ?」 いくらって・・・鮭の卵? vol. 3 endless cheatそもそも今夜は久々にパパが家を空けていた。ミックに飲みに誘われたのだ。 《――なあ、それってただの熱心な北野ユカファンなのか?》 リビングのソファに腰掛けながら携帯電話を耳に押し当てる。 《怪しい》 伊達に小さいことから拉致されたり監禁されたり、痛い目を見てきたわけじゃない。 《カタギにせよカタギじゃないにせよ、その女、ロクな女じゃないぞ》 あー聞いてるだけでサブイボ立ってきた。と彼が漏らす。 「ひかり、もう寝なさい」 彼にとってごく少数の「ロクな女」の代表であるママが声をかけた。 「やだ、パパが帰ってくるまでここで待ってる」 クッションの裏に置いたパイソン――もちろんモデルガン(But違法改造済み)――を手繰りよせる。 「どうせ午前様に決まってるわよ。さつきさんももう寝室に行ったんだし、あんたも早く寝なさい。明日学校あるんでしょ」 いきなりステレオでお小言いわれてはたまったもんじゃない。 「あーっ、もう!言ってないに決まってんだろ!!」 少なくとも自分から依頼人のことを喋ってしまうような真似はしていない。 《それでなんてったっけ?その依頼人の名前は》 すると突然ママのお小言が止まった。聞き慣れた足音が階段を上がってくる。 「あら、ずいぶん早かったじゃない」 そして6階分を昇り終えて我が家へ帰ってくるといきなり――銃口をあたしに突きつけたのだ。 「一体いくらでさつきくんを売ったんだ?」 いくらって・・・。 「なんでミックがさつきくんの店の名前を知ってんだ? 銃口を覗き込めばシリンダーから弾を抜いてあるのが見てとれた。それでも決していい気はしない。 「なんであいつが俺がさつきくんに投げ飛ばされたことを知ってるんだ? 簀巻きにされたの見かければ容易に想像がつくだろ、と繋がりっぱなしの電話の向こうから秀弥が冷静に突っ込む。 「ひかり、答えろ。いくらだ?新宿高野のフルーツパフェか?鼎泰豐の小籠包か?」 ――さすがあたしの父親、総てお見通しだ。 「すいません、あんみつおごってもらいました」 するとパパは銃を下ろし、糸の切れたマリオネットのようにその場にへたり込んだ。 「たかだかあんみつかよ・・・」 自分でも驚くほどの地を這うような声だった。 「パパがちゃんと稼いで美味しい物食べさせてくれれば食べ物に釣られるようなことにはならなかったんだよ! 日頃の鬱憤が一気に火を噴いた。 |
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東新宿署生活安全課保安係、といっても刑事畑とは違って生活安全課の場合は 「おーい、山下。課長がお呼びだぞ」 と係長が声をかけた。 「山下巡査、只今参りました!」 東新宿署生活安全課課長、槇村秀幸警部。警察官になって以来、この人の下で働きたいとずっと思っていた。 その伝説の名刑事の下で働けるのだ。 だが――いつも思うのだが、何も知らない初対面の相手では、これがあの警視庁の生ける伝説なのかと訝しむだろう。 だがその「うだつの上がらない」「くたびれた」中年刑事が、ひとたび難事件ともなれば猫背を伸ばして 「なんでしょうか」 「ああ、例の件ですね」 思わず前のめりになり、課長に顔を近づけた。こればかりは誰にも知られてはいけない |
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「ごめんなさいね、みっともないとこ見せちゃって」 さつきさんが休日シフトなのを利用して今日は彼女の着替えを取りに来ていた。 「いーえ、逆に面白いもの見せてもらいましたよ。やっぱスイーパーの家庭ってああなんですか、いつも?」 ないわよと言いかけて、思えば撩と一緒に暮らし始めて20年以上、ひかりが生まれて13年、 代々木八幡のマンションは青山の店にも、そして新宿にも意外と近かった。 「撩、あんたは車に残って周囲の監視」 猫にかつぶし撩に下着、ランジェリーを目の前にしたら下手な暗殺者よりもよっぽど危険だ。 「こら〜、外せ〜!ハンドル引っこ抜いていいんだな〜?」 「おい、話を聞けって」 自由な方のもう片手で引き止められた。 「一昨日の晩の彼女、何か引っかからないか?」 確かに一人でいた間の行動が気になる。それに微かに不審なことがあった。 「さつきさん、煙草の匂いしなかったわよね」 撩が頷く。最近の煙草、特に女性用のものはかなり匂いを抑えてあるからそのせいかとも思ったけど 「それに外階段を調べてみたんだが、吸い殻が無かった」 そういえばさつきさん、携帯灰皿を持ってなかった。 「ともかく彼女のことを一概に信用するのは危険だな。 マンションの前では手を振るさつきさんの姿。 「そういえばカブショウって知ってます?『歌舞伎町少年少女探偵団』」 今までさんざんあたしたちや実姉をネタにしてきた彼女が今度は甥っ子とその友人をモデルに書いているシリーズだ。 「え、香さんも知ってるんですか?」 そうだ、あれは小中学生向けのシリーズ、大人で読んでいるのはさつきさんみたいな一握りのファンだけだ。 「題名だけね。ひかりが読んでるみたいだけど」 あ、そういえばひかりちゃんとヒカルちゃんって名前も似てるな、と独りごちながらオートロックを開けた。 さつきさんの部屋はインテリア関係の仕事をしているわりには――というより若い女性のわりには物が少なく殺風景だった。 「実はまだ一ヶ月なんですよ、この仕事始めて」 「本当はお店の家具とかいろいろ買わなきゃいけないのにお金も貯まらなくって、社員割引でも結構高いし」 するとさつきさんの手が止まった。 「まだまだ仕事に慣れなくて、店長さんにはいろいろお世話になったんです。だからどうしてもその仇を討ちたいんです」 そう言う彼女の背中は微かに震えていた。そのとき、オートロックのドアが開いた。 「撩、まさか車から抜け出してきたんじゃないでしょうね――」 だがそれは撩ではなかった。 「香さんっ」 賊の方割れが玄関脇のバスルームに潜んでいた。 「リョオっ!」 あいつに届くはずがない、届いたところで間に合うはずもない。だがとっさにあたしはパートナーの名を叫んでいた。 「間に合ったみたいだな」 357マグナムは突きつけられた銃を撃ち落としていた。 |
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怪しげな連中がマンションへと入っていくのが見えたから手錠を引きちぎってその後を追ったのだが・・・ 「実は合気道習ってるんですよ」 とさつきくんは言った。ということはこの間俺がぶん投げられたのも単なる偶然じゃなかったということか。 「だが敵は思ったよりも厄介かもしれん」 奴らはご丁寧にエントランスの暗証番号を押して中に入っていった。 「じゃあ奴らはあたしたちがさつきさんの部屋に来るのをずっと待ち構えていたってこと?」 しかも実行犯は最近流行りの闇サイトで拾ってきた、いわば裏の日雇いだ。 「もしかしたら尾けられてるかもしれない」 あれだけ周到な敵さんだ、たとえ襲撃に失敗しても彼女の居場所が判れば万々歳だろう。 「それじゃあ撩・・・」 というとここ以外知らないのだが。 「まったくお前は面倒以外ここに持ち込まんな」 入ってくるなり事情を説明していないというのに、タコ坊主の先制パンチを喰らった。 「なんだよ、せっかく新規の客連れて来たっていうのに」 と言いつつも、さつきくんの前にそのゴツい手でCat’sオリジナルブレンドを差し出した。 「あれ、美樹ちゃんは?」 さつきくんのカップを持つ手が止まった。 「なんでこんなに美味しいのにお客が寄りつかないんですか?」 「撩たちが生きているのは日の当たらない裏の世界だ。一方あんたは表の世界の住人だ。 だから依頼が片づけばもはや他人同士だ。表の世界の人間がいつまでも裏の世界と関わりあってはならない。 「もしこの店が気に入ってここに来たいといっても、迷惑なことに撩はここの常連だ。 ならば最初から顔を合わせない方がいい。 「ただいまファルコン。あら、冴羽さんに香さん、いらっしゃ――」 こればっかりは条件反射だ、依頼人が目の前にいてもいなくても。そしていつものようにエコバッグで叩き落とされた。 「これ、北野ユカのサインですよね?」 それはあいつが長年の迷惑料がわりにと押しつけたものだが、明らかにその損害を満たしてはいなかった。 「ええ、そうだけど・・・」 元傭兵で今は喫茶店を営む夫婦と、そこに次々と厄介事を持ち込む常連たちの物語『美女と野獣の喫茶店』は 「そんなわけないわよ。ただ、彼の風貌があまりにも強面だから 普通はそれで引き下がるのだが、熱烈な北野ユカファンだとそうはいかない。 「Hi, Miki!今日もキレイだね」 ――またロクでもない客が来やがった。奴はカウンターに見慣れぬ顔があることに気づくと、 「やあ、キミがサツキだね。Nice to meet you!キミのことはリョウから聞いてるよ」 「ニック・ザ・エンジェル・・・」 呆然とした面持ちで呟いた。 時計を見上げる。まずい、この時間は――途端にドアベルが乱雑に鳴り響き 「Dad, who is that girl?マムに言いつけるよ!」 その間さつきくんはこいつらのやりとりを注意深く眺めていた。そしてまるで頭上に電球が点いたかのような表情を浮かべた。 「あー、やっぱり!」 とまるで世紀の大発見でもしでかしたように満足そうにしきりにうなずいていた。 相変わらず彼女の正体は掴めない。ただ一つ判明したことは |
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「うぅぅ・・・僕には荷が重いっすよ」
こないだ課長に極秘任務を仰せつかって以来、僕の肩には文字通り重荷が乗っかったような重量感がのしかかっていた。 「どうやら接触しているところを見られてしまったらしい。あいつから連絡があった。 そう課長は言った。 「だったらこのまま――」 そうは言っても・・・確かに今まで係長のサポートは僕の仕事だった。 「あれ、山下さんじゃないですか」 自分で自分に気合を入れている瞬間を人に見られることほど恥ずかしいことはない。 「ああ、秀弥くんじゃないか」 そのセリフがなるべくワザとらしくならないよう努めたつもりだ。 「あれ、確か槇村課長のとこの――」 「ところで父さんは?」 課長だったらさっきふらりと外出してしまった。 (所轄の課長がよその署の管轄をうろついてたらまずいだろうなぁ) 「ふーん、じゃあ山下さんに訊こうかなぁ」 ミッションを仰せつかるとき、こうも言われた。「うちの息子にも絶対バラすな」と。 |
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生活安全課のあるフロアをうろついてたら、廊下で山下刑事を見かけたのはラッキーだった。 「そういえばどうしたんですか、相方さん」 刑事はツーマンセルが基本、そうでなくても彼はコンビを組む先輩刑事と 「あ、ああ・・・。休暇とってるんだ」 なら母さんが心配する必要もなかったってことか? 「でも寂しいんじゃないですか?相棒がいないんじゃ」 山下刑事がパートナーに小突かれている姿は、署の内外でしばしば見受けられる名物だった。 「じゃあコーヒーでも飲むかい」 「確か秀弥くんはブラックだったよね」 「山下刑事、まさか方面本部長にも極秘の捜査なんてやってないよね」 口をつけようとして思わずむせる。 「ま――まさか・・・」 口の周りに飛び散ったカフェオレを袖で拭おうとするから、すかさずハンカチを差し出した。 「そっ、そんなわけないだろう。それってつまり違法捜査ってわけだろ?そんなこと、いくらなんでも・・・」 そうは言っても槇村課長、つまりうちの父親の捜査の一体何割が違法捜査なんだか。 「じゃあもし上司が、そうだなぁ、山下さんの尊敬する槇村課長が手を染めてたら?」 そう来たか。組織の建前と一警官としての本音のうまく間隙を突いてきた。 「でも父さ――課長が手を貸せって言ってきたら?」 ほぉら、目を白黒させてきた。ということは山下刑事もグルってわけか。でも、 「じっ、自分はっ、絶対に加わりませんっ!」 ・・・善良な若い警官をいたぶるのはやめた。廊下でこう大声で宣言されてしまってはたまったもんじゃない。 |
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「なぁんか昔、こんなことがあったような気がするのよねぇ」 台所で香がそう呟いていた。 「昔っていつだよ」 長いんだったら思い出せるようになれよ。 こうして香と二人で話し込むのも久しぶりのことだった。 Cat’sからは尾行対策として、先に香をさつきくんと一緒に帰らせて 「なぁ香、お前はどう思う。彼女はいったい何者だ?何の目的で会社を内部告発しようとしてるんだ?」 すると香は茹であがったジャガイモの皮を剥きながら答えた。 「やっぱりヤクザとつながってるのかしら」 「何で俺が手伝わなきゃならねぇんだ」 と言うなり今度はゆで卵の殻を剥き始めた。仕方がない。手にした缶ビールを脇に置いて芋を潰し始める。 「会社がヤクの密輸をやってるっていうからには、それを国内で売るシンジゲートなり暴力団なりがいるってことでしょ」 芋があらかた潰し終われば今度はゆで卵が投入される。 「でもそれが全くの敵対組織となると今度は厄介だぞ」 ヤクの収益の一部は、今度は銃器の密輸に回るかもしれない。それが相手に牙をむくことになりかねないのだ。 「イヤよあたしは、またヤクザの抗争に巻き込まれるなんて」 そうだ、この間も新宿を二分して抗争寸前にまでなったヤクザの対立に思わぬ形で絡むことになったのだ。 「撩、どうすんのよ。あんたが受けてきた依頼でしょ」 卵が潰し終わるとキュウリや玉ねぎなどの野菜や魚肉ソーセージの輪切りが入る。 「どうするって言われても・・・依頼を果たすしかないだろ。 たとえ彼女の正体がどうであれ、今までと同じように課された役目を果たす。それが一番現実的な対処法だろう。 |
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その日の夕食後のことだった。 双眼鏡を机の引き出しから取り出すと、自室の窓から路地裏を見下ろした。 「パパ、下に変な奴がいる」 急いでリビングに駆け込んだ。依頼の間はあのバカ親父といえども飲み歩くことは滅多にない。 「下のどこだ」 突如あわただしくなったリビングの空気を察知して、ママもエプロンを剥ぎ取りながら加わった。 「じゃあ香はひかりの部屋から見張っててくれ」 「裏から回り込む。通りからだと路地裏に逃げ込まれたらちょっと厄介だからな」 そう言うとジャケットをはおり、リビングを後にしようとする。その背中に、 「あたしも行く!」 これはあたしが見つけた、つまりはあたしの獲物なのだ。 「そうだな、お前には通りの前に立っててもらうか」 と言ってくれたのだ。 「ちょっと待って、だったら見張りをひかりに任せて、あたしが――」 こうしてフォーメーションは決まった。 「こんな時間までストーキングとはご苦労だな。それとも、誰かに頼まれたのかな?」 街灯の輪の外側とはいえ、新宿のど真ん中だ。路地の暗がりをネオンの余光が薄ぼんやりと照らしていた。 「ひかりっ!」 云われなくても判ってる。あたしは男の顔面にマグライトの閃光を浴びせた。 「姫の顔に傷でもつけたら、幽霊になってこの街を出ていくしかないぜ♪」 やはりパパ同様うすらでかいお向かいさんが、逃走犯をがっちりと羽交い締めにしていたのだ。 「ちょっと、まさか最初っから――」 そう答えたのはパパだった。 「ったく、水臭ぇなリョウ。オレに協力してもらいたきゃいつでも力になったのに」 早い話が、あたしのことなど最初から戦力としてカウントされてなかったのだ・・・。 |
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「んで?」
不審男はアパートに連行されると、後ろ手に手錠をかけられて――これが本来正しい使い方のはずだ、 「刑法第220条、逮捕監禁罪で訴えてやる!懲役3ヶ月から最高で7年、怪我させたら221条の監禁致死傷罪になるぞ!」 と口だけは達者だ。 「そんなこと言ったって出るとこ出なきゃ罪にならないだろ?悪いことしてるのはお互いさまなんだしさぁ」 とさっきからこの調子だ。そうは言ってもこの体格、 「で、誰に頼まれたんだ?」 再度パパが尋ねる。だが、 「だから刑事なんだって、信じてくださいよ!ねぇ、先輩も何か言ってくださいよ」 と相変わらず意味不明なことを口にする。 「山下廣行、昭和56年9月21日――ってことは何歳だ」 「ねぇ撩・・・これ見て」 ママの表情が変わった。 ということは、彼の言うことの半分は当たっていたということだ。 「せんぱぁい」 情けない声で山下巡査が呼ぶ。 「・・・てへ、てへへへへへ」 空虚な笑い声がリビングに響きわたった。 |
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「それでさつきさんも刑事だったの?」 カウンターの向こうで美樹さんが目を丸くしていた。 「そっ。その山下って刑事とおんなじ新宿東署の生活安全課の刑事さん。 翌日、あたしはCat'sで事の顛末を報告していた。 「敵を欺くにはまず味方から、なんてよく言うけどねぇ」 彼女が潜入捜査中の刑事であり、そのためあたしたちにも隠して警察側とたびたび接触していた、 「さつきさんって、大高さつきのこと?」 テーブル席で受験参考書を広げている秀弥が参戦してきた。 「なんであんたが知ってるのよ」 カップ片手にテーブル席について、ふと気がついた。 「知ってたんならなんで教えてくれなかったのさ」 あ、そういえばそうだった。情報にやたらとフィルタリングをかけるのも考えものかもしれない。 「でも、それじゃ唯香ちゃんのファンだっていうのもカモフラージュ?」 「ううん、熱狂的北野ユカファンだってのは事実。『警視庁の女豹』に憧れて刑事になったんだってさ」 秀弥がうんざりしたように吐き捨てた。 「依頼の方はどうなるのかしら」 もちろん捜査はまだ続いている、何としても会社が密輸に手を染めている証拠を挙げなければならないのだから。 |
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結局、今日も無駄足だった。 この部屋唯一の家具らしい家具である折り畳み式の座卓の上に、『売り物』の茶封筒をばさりと置いた。 だが、思わぬ収穫があった――薄暗い部屋の壁一面に張られた写真。そのほとんどには、槇村の姿が写り込んでいた。 今日、とあるジャーナリストの個人事務所をすげなく追い返された帰りだった。 (お兄ちゃん・・・) そう胸の奥から語りかけてくる声がした。妹のためにも、この事実は絶対に明るみに出さなければならないのだ。 確かにマスコミ詣では徒労だったかもしれない。だが、そのおかげで格好の材料を手に入れることができた。 |
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>北野ユカの好評既刊シリーズ【笑】 『美女と野獣の喫茶店』というタイトルはあちこちで見かけたので勝手に拝借【爆】 こっそりAH設定も混ぜてるし(あれはあれでなかなかおいしかったので) 『Nick the Angel』は・・・『都会の始末屋』(仮)でさえシテハン二次創作並みに甘々なんだから 「ティラミスにあんこと黒蜜のせたくらい」げろ甘になるだろうな【笑】
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