あとがき

突然ですが、作者がパトレイバーで一番好きな台詞は、
「あのクソ中年、オレとのあの青春の光と影を弄びやがって!
・・・呪ってやる」

という遊馬の台詞なんです。ごとしの者なのに・・・
いや、ただ単にP1好きってこともあるんでしょうが。
それで、なぜか後藤さんと遊馬の関係というものを考えるたび、思い出すのが
『エディプス・コンプレックス』という言葉だったりします。
まぁ、大雑把に言えばマザコンと一緒なんですが、
エディプス・コンプレックスにはそれプラス、
父親への反発、というのが特徴として挙げられるんですね。
つまり、恋のライバル(爆)
そしていつしか息子は、父親を超え、
母親のような女性を手に入れようとする。
そうして男社会(哀しいことに)は回ってる、んですよ。
遊馬の場合は、一方で犬猿の仲ながら直接対決できない、
するには大きすぎる父がいて、
もう一方で人使いの荒い上司がいる(笑)
彼にとって後藤隊長とは、直接自分をぶつけられる、
身近な『父親』なのではないかな、と思うんです。
そしてもう一人、『父親っ娘』がいる、と(笑)
だから店主にとって『たいちょ(と)のあ』とは
『(たいちょ+のあ)+あすま』だったりします。
これからも遊馬は『たいちょ(と)のあ』のよきバイプレーヤーとして
活躍してくれることと思います。

ちなみに、時計については必死で勉強しました。
作者が遊馬に付けさせたいのはIWCのクロノグラフ、
文字盤がシンプルで、ブルーがまた綺麗なんだこれが。
シンプルな文字盤の革ベルトのやつは、スーツ姿で決めた後藤さんにいいかも。
でも、たぶん野明が買ってあげたのは、値段からしてORISのクロノでしょう。
あれもIWCのような綺麗なブルーですよ。

あ、ちなみに背景はこれの元ネタになったもの、
安楽サマがさとみサマにキリリクとして描いたものです。
今回のリニューアルで作者がわがまま言って
ムリヤリ自分のとこのフォトショで背景に仕立てました。
この絵でより駄文の世界を膨らませてもらえれば幸いです。

ではでは

いつかはルキアがほしい、蛟 游茗
 

 

 

"Patlabor"

 

 

 

painted by Anraku-Ichi

for Satomi