あとがき

・・・原稿用紙換算にして175枚、とりあえず完結です。

(っていっても連作だからまだまだ書くし、これ以上の話もあるから:ひーっ)

 

この『サイバーポリスは眠らない』は、前作『背中合わせのShadows&Lights』の反省を踏まえての執筆でした。

今回で自分でもよく出来たと思うとこは、やっぱテーマ的な統一でしょうね。『理想の上司』という筋を一本通したことによって、CRSATと対策室という途中まではバラバラのプロットを何とかまとめられたかなと思います。

反省すべきは・・・連載中のあとがきでも何度もこぼしたように、テンポのペース配分です。前半はこれでもかという店主の趣味丸出しのCRSATのメカ紹介で、話が全然進んでませんでした、がくっ。でもね、何度も言い訳になると判ってるけど、こればっかは後々必要になってく説明だから今のうちにしておきたかったのよ。これからまだまだ、半分異世界というべきこのD×Bワールドの説明をしていかなきゃならないから、そういった説明とストーリーの進行をどう両立させていくかがこれからの課題です。

 

ところで、CRSATの面々、どうです?

なかなか魅力的なキャラクターでしょ?

え、穂積さんはパクリくさい?

そんな失敬な、インスパイアされたと言って下さいよ。それを言っちゃああの人もパクリなんですから。

これでとりあえず最主要登場人物は揃ったんで、これからどんどん動かしていきますよぉ。

それでもまだまだこれから登場するキャラもたくさんいますし、

まだまだ明かされてないあの人の過去、この人の秘密がたくさんあります。

あー早くバラしたい!

でも、想像の翼は作者のタイピングスピード、そして実際問題として執筆に当てられる時間を超えてはるか彼方へ飛び去ってしまってるのでした。

 

とりあえずは、近日公開(予定)の改訂版『背中合わせのShadows&Lights』をご期待ください。

 

 

2004年9月4日

蛟 游茗・拝

 

D×B

 

 

 

 

 

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