某Cさまのチャットルームで拙作『大江戸仕手犯科帳』(未だ構想段階)の設定を小出しにしたところ
同じく参加していらしたあの大御所!『してはんぎゃらりぃ』のリヤさまが
なんと『素浪人リョウ』を描いてくださいました!!
それに比べると店主の駄文などお目汚しにも程がありますが
その分、リヤさまの美麗画でお口直し、もとい「お目直し」を存分になさってくださいませ。





六尺をゆうに超える身の丈は長身の香以上であり、
屈強な肢体がだらしなく肌蹴た胸元や裾から覗く。
その巨躯を包むのはすすけた墨色の着流しで、
ちらりちらりと女物のような緋色の襦袢が垣間見える。
それもそのはず、元は馴染みの女郎たちから貰った襦袢を
縫い合わせたものだと豪語していたが、
その大柄な体に見合うものを仕立てるには
いったい何人の女郎と馴染みになったのだろうか。
こうして屋敷でごろごろしていないときは通りで町娘に声をかけては
手痛い肘鉄を喰らうのが日課の撩だが、なぜか商売女にはもてるのだ。
確かに、黙っていればいい男には違いないのだが――
そして、手を伸ばせば届く先に無造作に刀が転がっていた。
見ればそれは浪人者には不似合いな拵えで、長さも常寸以上はある。
だが体格もまた世間並み以上の撩のこと、
そのような刀も自在に扱うだけの膂力も技も持ち合わせていた。
――『大江戸仕手犯科帳』より
きゃあ〜っ!着物の生地が多少上等な以外はほぼイメージピッタリです♪
設定だけはほぼ出来ていたもののネタとしては寝かせたままにしていましたが
このような素晴らしいイメージイラストを頂いたからにはと、妄想が次から次へと湧いてきました。
というかむしろ、せっかくリヤさまが描いてくださったんですから
一刻も早く書き上げて全文を掲載せねば……
それがはたしてリヤさまの美麗画に相応しいものになるかならないかは
ひとえに店主の筆力次第なのですが。

それではリヤさま、こんなセクシィーな素浪人リョウを

ありがとうさまでありんした
     @JINですっかり花魁かぶれ【爆】


City Hunter