Count Down to Denouement あとがき


いま、皆様の頭の中では『Get Wild』が鳴り響いているでしょうか?
店主の中ではガンガン響いております、思わず一緒に歌いだしてしまいたくなるくらい【爆】
ということで全75P、文字数にして90000字を超える『Count Down to Denouement』、タイトルどおりここに大団円を迎えることができました。

「もしも槇村が生きていたら?」という思考実験から始まったこのCH’、
みんなが幸せになるシテハン」というコンセプトどおり最終的に冴子と槇村を何とかくっつかせることができましたが、途中までは先の判っている店主自身も「ここまで苛めてもいいものか」と思ってしまうこともありました。どうやらER張りに【笑】登場人物をひたすら苛めて苛めて苛め抜くというのが店主のドラマツルギーのようです。
そして、元ネタとして『テンペスト』と『オデュッセイア』のはずだったのが
いつの間にか冬ソナでP2で、早い話がメロドラマになってしまいました。
さて、今回の主役は皆様のご指摘どおり名実共に『警視庁の女豹』こと
野上冴子姐さんでしたね。そして主役カップルはというと後景に回ってました。処女長編だというのに何で脇役メインの話書いてるんだ【爆】
冴子と槇村(フェルナンド)の話はすらすら考え付いたのに、撩と香はというと相変わらずうだうだしてて、冴子の事情に巻き込まれてそれどころじゃなかったですね。結構苦労しました。
でもあの『最悪のファーストキス』&二度目はべろちゅーを書けたんで良しとしますか。
そして、今回書き切れなかった二人の関係はもちろんこの次に
思いっきり焦点を当てて書いてやろうと思ってます。
でもその前にちょっとした外伝ネタを書きたいなと【核爆】
槇村という予期せぬ夾雑物の帰還によって当然撩と香の関係も、そして周囲の状況も否応なしに変化を迫られるはず。その果てにあるのは・・・
「みんなが幸せになるシテハン」だと固く信じております。

2006.9.12
蛟 游茗


City Hunter