closer by closer あとがき

ようやくあの二人にも幸せが訪れてくれました。まずは一安心w

この『closer by closer』、構想段階では前々作が事件ものだったので今回は純粋に二人の心理に焦点を当てたラヴで行こうかと思いましたが、もともとラヴが不向きの店主、早々に行き詰って手に取ったCH完全版。おそらくは怒涛の後期ラヴラヴ期だったのかな。そこには一つずつ事件を乗り越えながら深まっていく二人の絆が描かれていました。
「そうか、CHってこういうラヴストーリーだったのよねv」
ということで再度の事件もの、それも前作を上回るハードさになってしまいました。
そして別居ネタ、というのは二次創作やっていて二つと書けないもの、初夜ネタを二度三度書けても【爆】だがこの定番ネタ、たいていどちらかが未練タラタラで、それゆえ追いすがってハッピーエンドというのがお約束ですが、じゃあもし二人とも違う道を歩み始めてしまったら?という設定でニッチを狙ってみましたが【笑】ものの見事にドツボにハマってしまいました。一度正反対を向いてしまったベクトルを修正するのは難しい・・・。
香の場合は原作では、何度撩が突き放しても、その度に彼女は自分の意志で撩と共にあることを選んできました。銀狐との決闘然り、浦上父娘のエピソード然り。でも撩は、というとそんな香にほだされての選択だったのかもしれない。だったら撩自身に――たとえ香を危険から守るためという客観的事実はあろうとも――香を選んでほしかった。でもそのためのハードルの高いこと高いこと【爆】基本的にヤツは「自分は香にふさわしい男じゃない」と思いこんでるゆえに何度も突き放してるんですから。その撩が、自分の意志で香と共にあり続けることを選ぶ、とりあえずは出発点になったんじゃないでしょうか。撩の試練はまだまだ続くということで【轟爆】

これでようやくCH’連載長編も3作(スピンオフ【笑】含む)が完結いたしましたが、ここまではまだ『序章』に過ぎません。
ようやく身も心も結ばれた撩と香にこれからどんな出来事が待っているか、それを見守る槇村夫妻をはじめとする新宿裏社会の面々は、と興味は尽きませんが――そうそう、あの冴子がママになりますしねv――次作、あっと驚く展開をまじえながら!皆様にお目にかけたいと思います。
CH新企画もまだまだ準備中ですし・・・!?
それでは、また次の機会に!

sound track【笑】
TUBE『Half Moon』(“LANI KAI”2000)
    『初恋』(“Soul Surfin' Crew”2001)
    『冬の海岸通り』(“OFF SHORE DREANIN'”1985)
    『旅人の詩』(“HEAT WAVER”1998)
    『きっとどこかで』(1998)
    『Purety』(“Bravo!”1997)
    『世界で君だけが・・・』(1999)
    『Smile for Me』(1998)
    『all my love』(“good day sunshine”2002)
    『風に揺れるTomorrow』(“good day sunshine”2002)
    

ED:熱くなれたら

City Hunter