突撃!ライヴレポ

〜TUBE Live Around Special 2016
“RIDE ON SUMMER”@横浜スタジアム〜


正直、2016年が始まった時点でもしかしたら今年は無理かもしれないとも思ってました。
でもそんなファンの心配を蹴散らして今年もこの日が、この日“だけ”はやって来ました。
2016年、毎年恒例のTUBE野外@横浜スタジアム。
ただ、よりによって直前になって天気が不安視されましたが、当日は相変わらずネットの気象情報では「今日の天気」に付き続ける傘マークをせせら笑うような夏空。1回サボってはいますが横浜野外参戦は今年で14年(TUBEだって1回千葉でやってるんだからいーじゃんそれくらい;笑)予報が多少アレでも一度として本格的な雨に見舞われることのなかった神奈川限定晴れ男【苦笑】前田亘輝の神通力をまざまざと見せつけられた開演前。
(その代わり、甲子園が今までかなりとばっちりを喰らってたような……)

今年のシートはBAYサイド(1塁側)18列67番、スタンドも久々のような気が(少なくとも昨年はアリーナ)。だが……横スタデビューの14年前ほどではありませんが、けっこう上の方【泣】傾斜がきつい……ステージよりも客席の方がよく見えるような席でした。それはそれで見応えあるのがTUBEですけどねw

舞台上には夏祭りの屋台の水風船を思わせるようなデザインの大きな球体が4つ5つ。でも今年のロゴに描かれているのは気球……まさかね。
昨年はチケット紛失のすったもんだでオープニングを見逃す【号泣】というTUBEの野外で一番してはいけない大失態を犯してしまった店主。それで今回こそはとステージに照明がつき、客席が盛り上がる中、目を凝らして注視していると……他のメンバーと同様に、袖から歩いて登場【笑】 しかもエメラルドブルーのギターを引っ提げて、1発目は『Please Fleeze Me!』 確か昨年演ってませんでしたね。歌詞どおり「前田がテレキャスターをザクザク鳴らす画が見える」とアルバムのライナーノーツに書いてありましたが、それを1年遅れで再現してくれました(ギターはテレキャスだったっけかなw)。
そこから一気に10曲のロックンロール・メドレー! 前田さんのギターもノリノリで珍しくソロを披露したり、ハルさんとのギターバトル、と呼ぶには和気藹々としたセッションも見せてくれたり。一方、演出無いのかと物足りなく思ってたら何と、リョージがドラムごと気球で宙に浮いたり【笑】 普段奥に引っ込んだままあまりスポットライトの当たらないポジションだけに、たまには……と思いつつ、でもやたらとドラムの忙しい曲ばかりなので叩くたびに揺れる揺れる【苦笑】 ちょっと心配になりながらも楽しく見守ってました。
そして『サヨナラMy Home Town』が出てきたとき「おっ」と思いました。手術後、前田さんがあちこちで「20代の頃の声に戻った」と言ってますが、正直20代でも“TUBEst 1”の頃とその後の声を同列に語るのはなぁ……というのが自分の中にあったもので。確かに声も若いんだけど、わざと背伸びした感のあるような……もう少し等身大の、今の“前田亘輝”に繋がるのは声においても『あー夏休み』以降のような気が。でも、良くも悪くも雑味の取れたクリアな感じの今の前田さんの声と、当時23歳の彼の等身大の歌詞がぴったりとかち合って、ああ本当に20代の声に戻ったんだなと実感しました。
で、その次に『夕方チャンス到来』を持ってきたのには「おおっ」と【笑】 これ、カラオケで歌うとよく判るんですがなかなか歌い応えがあるというか、メリハリが必要なけっこうテクニカルな曲なんですよね。だからこそ歌って楽しいんですがw そういう曲をあえてステージで歌うというのは、それなりに自分の今の喉の使い方に自信を持ってないとできないことじゃないかと。
にしてもさらに『Go Ready Go』と“Beach Time”収録曲で畳み掛けてきたのには度肝抜かれましたけどねw あの印象的なイントロで「おぉーーーっ!!」とww この曲自体たまらなく大好きですし、アルバムもTUBE歴代の中でテンション最高の一枚だと密かに確信しています。けどそこからの『オールサマー・ロング』『ONJUKU-OUHARA-TAITOU抜けて』には違う意味で度胆でした【泣笑】 TUBEのアルバム通算41枚(!)の中で持ってないのはもはや“HEART OF SUMMER”と”OFF SHORE DREAMIN'”のみ、行くライヴで知らない曲はここのところ皆無とTUBE歴に断固たる自信を持っていましたがデビューアルバムから2曲……まだまだ修行が足らんと反省しきりです。
ここまで30年を一気に振り返ったところで再び曲はサビから『Please Fleeze Me!』。新鮮に保存したい〜この感覚を」「このままでとっておきたい〜この情熱をの「この感覚」「この情熱」、30周年のアルバムだけにその指すものはファンとして察しはついてましたが、それを具体的に「これだ!」と聴かせてくれる構成に「巧いなぁ」と思わずうなってしまいました。うん、ちゃんと冷凍保存できてますよ♪

ただ……メドレー途中でぽつりぽつりと雨が。それがいつの間にかけっこうな本降りに【泣】 ステージ上は日本一(世界一?)水濡れに強いバンドなので対策は万全、すでに噴水用のビニール屋根をセッティング済み。客席でも予報が予報だっただけに、スタンドにもかかわらず【笑】合羽を着込む方多数。店主はというと……持ってこようとは思ったんですよ、でも荷物がすでに着替え等で満杯だったので割愛した次第。もうこうなったら、例年はアリーナの特等席しか濡れない噴水の恩恵を、今年は客席全体平等にあずかっているんだと思うことに決めました【爆】 それに、MCで前田さんも言ってましたし。ここはハワイだと思えばいいんだとw だから今降ってるのはスコール、すぐにやむと。
というわけで『SHA LA LA(English Ver.)』。これは(日本語版ももちろん)振り付きの曲なんですが、それを空に向かって雨雲を跳ね除けるつもりで踊ってました。
英語版の方は”TUBE with friends”ということで、20周年のハワイライヴ前に現地のミュージシャンとコラボした曲なんですが、それを今回は他メンバーやサポートメンバーがそのパートを歌うという構成。玉ちゃんはじめサポメンの皆さんがなかなか美声だったのには少々びっくりだったんですが、これも前田さんの負担を減らすためだったのかなと。MCでもカックン、ハル【苦笑】が受け持ってたところもありましたし。でも、その方が逆にグダグダしなくてよかったような気が。前田さんは確かにしゃべれるんですけど、そっちのプロってわけではないので多少間延びしてしまうんですよね。でもそれ以外のメンバーだと、あらかじめ考えといたことから脱線しないので、かえって引き締まったかと。

ここまで来ると、前田さんの喉もだいぶ“暖機運転”が済んだのか、『シーズン・イン・ザ・サン』も聞き慣れたいつもの歌声。ただ『チェリー』はキーを下げたのか、サビの高音が上がりきっていない印象。
アニバーサリーイヤーということで新曲&ド定番で固めた昨年と打って変わって、今年はここ最近あまり歌ってこなかった曲中心というマニアックな構成。でもそのマニアックさがなぜか店主のツボにドンピシャというか、好きでよく聴くアルバムから何曲も。おかげで“聴かせどころ”は脳裏に刻みこまれているんですよね、ほとんどハイトーン箇所ですが【苦笑】 昔の曲もわりと原キーに近いところで攻めている感はあったんですが、音程は出るんだけど全盛期前田ヴォイスの一番の売りである「高くて太い声」がまだ今一つのような……メスを入れたところだけに、まだ怖々なのか、それともそればかりは手術ではどうにもならないのか……新曲『RIDE ON SUMMER』は比較対象が無いだけに、逆にCDよりもパワフルさはあったんですけどね。

そんなこんなで次のMCは、TUBEが客席からのリクエストで(?)TUBE以外の曲を歌うというコーナー。カバーアルバムを出すという企画もあったそうですが、没になったらしいです【泣笑】 というとずいぶん前のライヴハウスツアー“Boomeran St.”(実は行ってないです;苦笑)みたいになるのかと思ったら、横浜にちなんだ歌ということで、1曲目は『よこはま・たそがれ』【爆】 しかも2曲目はなぜか『与作』【轟爆】 それが意外とうまいのよ、こぶし回しもちゃんと(やりすぎ?)してて。演歌の人はポップス歌わせても上手だけど(玉ちゃんの奥さんももともと民謡歌ってたし)、その逆ができるのってもしかしたら前田さんくらい?
じゃあ演歌じゃないやつを、と3曲目はいろいろタイムリーな『夜空ノムコウ』。これがやっぱり巧いのよ【涙】SMAPに歌わせるのがもったいないくらい。だって歌唱力のレベルが違うんだもん、国際舞台と国体くらい【苦笑】
――そう考えると、今の前田さんの歌声に「高音の力強さが足りない」などといちゃもんをつけるのは贅沢な注文なんじゃないかとハッと気づかされました。それってある意味、リオ五輪で吉田沙保里選手が銀メダルに終わったのを責めるくらい筋違いもいいところ。それだってその階級で世界に2番目だもん、1位とどれだけの差があるというんだ。
おかげでそこから先は前田さんの声がどうのこうのと気にならなくなりました。けど一方で、TUBEのメンバーにしてみてもSMAP解散については思うところがあっての選曲だったのかなと。彼らとは、以前スマスマに呼んでもらっての夏歌コラボで、『BANG!BANG!バカンス』のアレはTUBEの前田亘輝のことだと(作詞のクドカンはともかく)5人にお墨付きをもらった、というのが店主の印象に残ってます。そうでなくても、形は違えど長年グループで活動を続けてきた者同士としていろいろ感じることもあったのかもしれませんね。

この頃にはあれほどガチ降りだった雨もようやく上がったんですが、曲の間は気にならないと言ったら嘘になりますが、充分平気なレベルに感じられました(もともとギリギリまで傘を差さない方ですが)でもMCに入ると「あれ、降り強くなった?」って変わんないんですけどね、たぶんw 腕とか動かしたせいもあるけど、熱気でちょうど気持ちいいくらいか多少蒸発したか【笑】 逆に段取りとか気にしてる余裕もなかったので、まさに「雨降って地固まる」ww
まさかの『Darling Darling』(これ好き!)から『さよならイエスタデイ』の振りを楽しみ、そしていつの間にか前田さんがハケての春ソロ、って普段は噴水バラードの後じゃないの? 『Purity』でも水出なかったし……店主ほどのリピーターになるとタイムテーブルが読めてしまって興醒め、というのは前々から物申したかったこと。それがようやく叶ったか。

おかげサマー』で前田さん再登場。どうやらこれと『LOVE BEACH』は定番にする気満々らしいw 確かに前者は作者の香美さん自身、野外をイメージして書いた曲だし、どっちも振りがあってぴったり。そして、もちろん今年もやりますギミック演出。冒頭でリョージが乗った気球のゴンドラに前田さんが乗り込んで、アリーナ上空を大きく回りながら後方のサブステージへ。これに近くがわーきゃー言わないはずがない! それを出迎えるかのように、春畑、角野両名もアリーナ真中の通路を通ってサブステへ。ようやく店主の近くにメンバー(松本氏除く;泣)が来てくれました! で、そこで演ってくれたのが、またもまさかの『Say Hello』!! さっきの『さよならイエスタデイ』がTUBEというミュージシャンの存在を初めて知った曲(まだファンじゃない)なら、これが実はファンになって初めて聴いた“新曲”だったんですよね、『夏を待ちきれなくて』や“浪漫の夏”収録曲よりも前に。“TUBEst 1”がファンになったきっかけ、原点だとしたら“Say Hello”こそがその本当の意味での第一歩でした。
――野外だと特に、毎回店主の(TUBE)人生を彩る曲を何かしら演ってくれて、そのたびに過去を思い起こしてしみじみとしてしまいます(が、手拍子はやめないw) 本当に、店主の人生はTUBEとともにあるんだなと今年も実感させてもらえました。

これもそういや久々の『MENTHOL HEAVEN』で再びメインステージへ【泣】 今度は3人ともセンターの通路からでしたが、どうやら空気で風船状に膨らませているだけらしく、走るたびにトランポリンのようにぽよんぽよんとw 渡り終わったらあっという間に無くなってましたし。で先述の『LOVE BEACH』『裸足のラッキーガール』と昨年の曲の中でノリノリなの2連発。ただ、途中で機材トラブルがあって前田さんキレ気味【泣】 どうやら神戸でもイヤーモニターが不調だった様子。昨年の横浜アリーナの公開リハーサルでもイヤモニの調整には時間かけてたようだし、それくらい重要なことが、途中で雨があったとはいえ本番でトラブったらそうなりたくなるのも判りますよ、プロなんだから。ただ、彼らにとってライヴは晴れの舞台であると同時に戦場なんですし。ただ、ステージ上で叱りつけたスタッフには後で打ち上げ等でフォローお願いしますよ【涙】 どっちもいい大人なんですから。
続く、野外じゃ今回が初めてだった『灯台』でまさかの本編噴水締め。いや、今年は水バラ演らないかと思いましたよ、先に空が水降らせてくれたし【苦笑】 でもさすがスタッフ、ギリギリのタイミングでさっと屋根を掛けての噴水発射。やっぱりこれが無いとTUBEの夏は終わりませんよね。

でもまだまだ今年のたった2曲の新曲のもう一つは演ってない!当然まだまだ、これからアンコール!!……なんですが【泣】TUBEコールがかからないorz みんなジェット風船を膨らますのに一生懸命。まぁ、もう今さら反対の論陣は張りませんよ、店主はやりませんが。ただ、その口は風船を膨らますよりも「TUBE!」と叫ぶために、その手は膨らました風船が飛ばないようにするよりも手拍子をするためにあるんじゃないでしょうか?
風船と直接の因果関係があるのかはともかく、客席の一体感ってのが前より失われているような気がするんですが……ライヴでも「客席」と「ステージ」ではなく「自分(たち)」と「ステージ」になってしまっているんじゃないかと。もちろん曲での一糸乱れぬ振りっぷりは今も変わることはありませんが……17年前、初参加のホールで感動を覚えた、自分たちの声でメンバーを舞台に引きずり出すんだといわんばかりのTUBEコールはもう聞けないんでしょうか? 店主もできれば率先して声を上げたいとは思っているのですが……それか、最初からアンコールは必ずあるもんだと油断させちゃダメなのかも【泣笑】 前にネット上でもそれはプログラムの内か、それとも“おまけ”か話題になってましたが、せめてなかなかステージに出ないでファンを焦らしてその気にさせるくらいの意地悪も必要なのかもしれませんね。

そして、当然これは演らないわけはないでしょう。『FULL SWING』で一気にジェット風船が横浜の夜空に! で、これ、実は振りがあります。今回来られなくて来年以降、ホールでも参加される方のために説明しますと、FULL SWINGの後の「スパンッ!」て効果音に合わせて腕を上に×2→「FULL FULL FULL FU FULL SWINGで両手を左右に→白黒つけよう自分自身にで拳を上下に、なんですが……せめて縦か横に統一しません? 「FULL FULL」を「振る振る」に引っかけてるんだと思いますけど、ちょっと忙しすぎ【苦笑】 ちなみに『MENTHOL HEAVEN』のサビもテンポ的に”縦”だと勝手に思うんですが。
さらに『SKY HIGH』でようやく特効炸裂! 花火も火柱も、この1曲に惜しげもなく投入w この曲もちょっと前まではよく演ってた印象があるんですがねぇ。そういやこれのBメロが今日の初PPPHでしたw
そのうえ!これを演らなきゃTUBEの、いや日本の夏が終わらない!! 待ってました鉄板の超ド定番『あー夏休み』!!! もうやってて笑顔になっちゃうんですよね、コレ。前奏から始まる、身体に染みついたルーティン【笑】 正直、何がライヴの一番のお目当てかというと、コレがやりたいが為なんですよね【爆】ムーチョもHOT NIGHTもそうですが、聴くだけで身体ムズムズ、TVで歌ってるの見てるだけで上半身だけでも踊らずにいられないアレを思う存分全身でできる!だったら生歌の存在価値とかどうでもいいじゃんってなってしまうんですが、でも他じゃできないからこうして毎年せっせと横浜に詣でているわけですよ。年に最低1度、こうして思いっきり踊って歌って弾けられるので、残り364日は聴いてるだけ(ときどきカラオケ)の生殺しでも耐えられるんですから。

再びのインターバルも、TUBEコールが盛り上がることなく【泣】最後のアンコール。毎年締めは『正装 』であるロゴ入りのTシャツにジーンズですが、今年はそのTUBEロゴが五輪カラーだとか。といっても店主の席からは大型ビジョンでも見えず、後でスポーツ紙の写真でようやく確認できました。
アスリートとの交流も深い(というかミュージシャンの友達より多い?)前田さんだけに、やっぱりリオもドはまりしている模様w 柔道のメダルラッシュは嬉しいだろうね、野村さんとも友達だけに。ゴルフ代表の監督はマルちゃんですし……それで4年後の東京五輪、今からウズウズしている様子【笑】 開会式のあの場に立ちたいそうです、選手入場の中に。もちろん今からじゃ&この齢で選手としては無理なので、荷物持ちでもやるのでwとスタッフ希望とのこと。てか、だったら開会式のステージにミュージシャンとして立っちゃいなよ、という感じですがww 4年後、少なくともこの時期の横スタは使えないわけですから【泣】
締めのバラードは――あ、これもまだ演ってなかったか、『海のバラード』。もちろん一昨年、曲作りで行った座間味の海をイメージしての曲なんでしょうけど、今の前田さんの方が独り海と向き合いたいんじゃないかと思ってしまいました。ただでさえ手術明け、術前の喉より良くなったはずとはいえ声の出し方一つとっても試行錯誤の繰り返しだったのでは。ときには思うようにいかないこともあったのかもしれない。そこに追い打ちをかけるように……あの一部報道。でも一人じゃないんだよね、メンバーがいてスタッフがいて、ここに来てくれている大勢のファンがいる。31年、アマチュア時代を含めてもっと長く、横浜『シェルルーム』でライヴを開くために奔走していた頃からずっと戦い続けてきたからこそ言えるそれでいいんだ それがいいんだにグッときてしまいました。
その声は店主の大好きな、深みのあって暖かい、前田亘輝の声そのものでした。


――いやぁ、今回ほどじっくり「聴いた」野外は無かったかもしれません【笑】
それはもちろん前田さんの声を心配してのことでしたけど、さすがに20代後半の頃の完コピとはいきませんでしたが、それからキャリアを重ねて築き上げてきた良さは決して消えていませんでした。
それに、こういうマニアックな選曲はむしろホールで今までやってきたことだったので、今年はそれが無かった分も含めて「ホールライヴっぽい野外」だったなと。それは、良くも悪くもですけどね。
「これが無ければ夏が終われない」残り2曲――『HOT NIGHT』『恋してムーチョ』は?という気持ちは正直あります。でもそれを今年のTUBE、今の前田さんに求めるのは酷ってものでしょう。
とはいえ、店主個人としては「前田亘輝、完全復活」に太鼓判を押せるライヴでした(ってその保証に何の権威もないですが;笑)なので、来年はアルバム制作はできればでいいので――まだまだ数パターンのセットリストを組めるだけの在庫はたっぷり【苦笑】――ホールも是非に、全国津々浦々、横浜や神戸までは遠くて……という方々にその若々しさを取り戻した声を聴かせていただきたいものです。
最後に――アンコールも全部終わった後、それまでのインターバルが嘘みたいに一斉に響いたTUBEコールに閉口【泣】 それを何で今までやらなかったんかいと。あくまで、メンバーの「ありがとう」に対する返礼だというのならまだ判るのですが……


TUBE Live Around Special 2016
“RIDE ON SUMMER”@横浜スタジアム セットリスト

1.Please Fleeze Me!〜メドレー
 2.Soul Surfin' Crew
 3.Born in Japan
 4.Bad Beach Quest(イントロのみ)
 5.ヒガシへ行け
 6.サヨナラMy Home Town
 7.夕方チャンス到来
 8.Go Ready Go
 9.オールサマー・ロング
 10.ONJUKU-OUHARA-TAITOU抜けて
 〜Please Fleeze Me!

11.SHA LA LA(English ver.)
12.シーズン・イン・ザ・サン

13.あの夏の少年
14.チェリー

15.RIDE ON SUMMER

 カバーコーナー【笑】…よこはま・たそがれ、与作、夜空ノムコウ

16.Purity

17.Darling Darling
18.さよならイエスタデイ

 春ソロ『WE ARE ONE』

19.おかげサマー
20.Say Hello
21.MENTHOL HEAVEN
22.LOVE BEACH
23.裸足のラッキーガール

24.灯台

  アンコール
25.FULL SWING
26.SKY HIGH

27.あー夏休み

28.夏だね

29.海のバラード


Coming out!