突撃!ライヴレポ

―TUBE Live Around 2006
“Your Hometown”@桐生市市民文化会館

――思えば5月の宇都宮で店主らしからぬミスを犯さなかったら、
今回のライヴはなかったと思います。Your Home Town後半戦
@桐生市市民文化会館。
あの日、開演前にツアーグッズを買いそびれなければ・・・。
当日の帰りに「タオル買いに行くだけのためにでも後半も参戦する!」
と固く心に誓いました。そして野外も終わり後半の日程が発表になり
定期で行けるが野外から1ヶ月も経っていない大宮ソニックシティより
土曜日ということで帰りに余裕がある10月14日の桐生に照準を合わせ
・・・たはずなのですが、世のTUBEファンはライヴに合わせ体調管理を心がけているにもかかわらず(ツアーアンケート調べ)
店主、風邪をひいて喉をやられてしまうという大失態。
こんな今までで最悪のコンディションの中での初遠征となりました。

今回の座席は2階席31列50番目、といってもどんな席かはイメージしづらいと思うので野外ライヴにたとえると、一塁側スタンド席の最前列、
外野と接するあたりというとんでもないかぶりつき。
今まで前から3列目までを3度も(うち1回はスピーカーの真ん前)
引いたことがありながら横スタ最後尾も経験というとんでもない席運に恵まれている店主ですが、今回もかなりの席でした。
といってもちゃんと上からメンバー全員を見下ろすことはできましたがね。
ただ、ここでジャンプしたら1階に落っこちてしまうのではないかとヒヤヒヤしましたが、そんな心配は始まってしまったら消えうせてしまいました。

そんなわけで、当日体調(特に喉)が良くないので今日はセーブした方がいいかなと思いきや、それを許さないのが群馬のTUBEファン。
会場前からすでにホールの前ではハッピを着た一団が陣取っていました。
まもなく開演という頃、そのハッピ軍団が最前列、そして通路の至るところに散らばりなにやら声を張り上げると、一斉に会場中から巻き起こるTUBEコール。もちろんそんな中黙っていられる店主ではありません。
一緒になって荒れた喉を張り上げ、手を高く上げて「パパパン、TUBE!」
と叫んでいました。
普通TUBEコールというのは、あの横スタでも自然発生的に起こって
徐々に会場中に広がっていくもの。それが今日はいきなり会場全体がTUBEコールですから・・・これが群馬では当たり前なのでしょうか。
熱いぞ、上州のTUBEファン!

そんな真夏並みに熱い桐生の第一曲は、どこか秋めいたアコースティックな感じの『そんなもんさ』。しかし2曲目の『SKY HIGH』で一気に会場のボルテージは最高潮!そして今年のアルバム“B☆B☆Q”から
野外で演奏されなかった『サンキュー』も。
そして懐かしい曲をということで店主の知らない昔のアルバム曲とか出てきたらどうしよう!と心配してしまいましたが、何てことはない
湘南My Love』そして『夏を抱きしめて』でした。特に『夏を抱きしめて』はまだ店主のTUBEファン歴2年目の夏の曲なので、これがもう「懐かしい曲」なんだなぁと自分のファン歴の長さにしみじみしてしまいました。

前半戦に引き続いてのDJコーナーではTUBEの他にステージ上に女性の方が。地元・FMぐんまのアナウンサーだそうです。
その番組で「一番“夏い”曲」として」選ばれたのが『あー夏休み』だそうで。群馬ローカルだからとはいえ侮るなかれ、群馬県は埼玉県(熊谷)と一二を争う関東一暑い県。その県民の皆さんが選んでくださったというのは誇るべきことなのではないでしょうか。
ということでスタジオライヴ風アコースティックセッション、1曲目はリクエストから『あずけてごらん』。『本気ヴァージョン』ではない、つまり
前田→松本→角野→春畑と4人のヴォーカルが聞けてしまう“Say Hello”ヴァージョンが聞けるとは思ってもいませんでした!しかも2曲目はもちろん『あー夏休み』。これをアコースティックでどうやるのかというと
イントロは4人揃って足を踏み鳴らしての力強いリズム。まるでジプシーキングスのようなスパニッシュな『あー夏休み』を聞かせていただきました。これだけでも他でもないここ桐生に来た甲斐があったというもの。

そしてこの季節にぴったりな『Melodies&Memories』『ひだまり』と続き、汗かきまくりだった店主はそろそろ体が冷えてきて「なんか熱い曲やってくんないかなぁ」と思ってたらいきなり『Ding! Dong! Dang!
しかし、準備運動もなくいきなりアップテンポでジャンプし始めたら
ふくらはぎが悲鳴を上げてしまいました。それでも『Only you君と夏の日を』でコブシ振り上げてジャンプできるのは何故なんでしょうか。
喉だってそう。この日、わざわざ安い喉飴ではなくヴィックスドロップでコンディションを整えなければならなかったほどボロボロだった店主の喉ですが、ライヴ中はどこか違うところから声が出ていたのではないかと思うくらい声を張り上げていました。むしろ黙っているとピリピリしてくるくらい。
なんとなく、47都道府県完全制覇という超ハードスケジュールの中でステージに立ち続けている、前田さんを始めとするメンバーの気持ちが少しだけですが判ったような気がしました。

そしてその勢いのまま『涙を虹に』でも飛び跳ねつづけ叫びつづけ
ライヴ本編終了。しかし、もちろんここ群馬では次の瞬間にはTUBEコールが巻き起こっていました。すると、音楽に合わせリョージ、カックン、そしてハルの順に登場。この順番、そしてこの音楽、この映像、
前半戦も参戦された方ならお判りと思いますが、まったく同じ。
まさか前田氏登場の趣向も同じか?と思いきや、普通に袖から出てきましたね。そしてもちろん

Stop!
the『シーズン・イン・ザ・サン』。もうちょっと変えてくれてもよかったのにな。
でも、『ジラされて熱帯』をやってくれたのは嬉しかった。春の宇都宮ではものの見事に振りを忘れて悔しい思いをしたものですから野外では昨年のDVDを見てしっかり予習、今日も会場前の並んでいる時間帯に小さく復習してましたから。完成度としては左右逆だったりと完璧ではありませんでしたが、あくまで自己満足。他の曲だって自分だけの小さなアレンジを施してますし。
だがしかし、前回参加の宇都宮は前半2発目という初期も初期、
全国津々浦々、前半だけでも32公演を既に消化しているのだから
その間にライヴに加わったものも当然あるわけで。
その一つが『リョージの「しーおい」コーナー(どんどんどん、ぱふぱふ)
各都道府県の美味しいものを松本さんに食べていただこうというこの企画、群馬では名産はこんにゃく、というわけで味噌おでん攻めになってました。
そしてジラ熱での前田さんのハグ!最前列のファンと次々と熱い抱擁を交わしている姿を見て、やっぱり前の席はいいよなと思ってしまう2階席のゆーめいでした。
そして今回もスロトレジャンプの『Smile』でみんなでジャンプ、
締めはもちろん『Your Home Town』でした。確かにこれ以外の締めは今回のツアーでは考えられません。

ということで今回、最悪といえるコンディションで臨みながら
今年3回行った中では最も完全燃焼できたライヴでした。TUBEコールも最初から飛ばしましたし。それもこれも群馬の暑い熱いTUBEファンの皆様がいたからこそ。慣れ親しんだホームもいいですが、遠征というのも悪くはないなと思えるライヴでした。
じゃあまた桐生にTUBEが来たら駆けつけるか、といったら・・・
だって、駅から結構遠いんですもん。おまけに道も暗いし人通りないし。
そんなわけで「終わりよければ総てよし」とはいかないライヴでしたが

群馬のTUBEファンの皆さま、どうも、ありがと〜〜〜っ!!

TUBE Live Around 2006 “Your Hometown”
@桐生市市民文化会館 セットリスト

1.そんなもんさ
2.SKY HIGH

3.サンキュー
4.みんなガンバレ
5.B☆B☆Q

6.湘南My Love
7.夏を抱きしめて
8.月と太陽

9.あずけてごらん
10.あー夏休み
  (On the Bourdwalk)
11.Melodies&Memories
12.ひだまり
13.Ding!! Dong! Dang!
  (松本さんのドラムソロ)
14.Only you君と夏の日を
15.涙を虹に
  
アンコール
16.シーズン・イン・ザ・サン
17.ジラされて熱帯
18.Smile

19.Your Home Town

thanks to TOMOさま
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