突撃！ライヴレポ
―TUBE
Live Around 2006
“Your Home Town”＠宇都宮市文化会館
近年はアリーナツアーや昨年の『Seaside Vibration』のようなイベントなど新たな試みに挑戦してきた。
そんな中、20周年の2005年を海、そして厚木という『My Home Town』で飾ったTUBEが、21年目を全国津々浦々、47都道府県全てというファンにとっての『Your Home Town』で始めるというのはまさに原点回帰だといえるのではないか。
そして、やっぱりTUBEにはホールがよく似合う。
アリーナやドームを埋め尽くすほどカリスマティックというわけではなく
ライヴハウスほどエッジィではない、
スタジアムのスケールの大きさもまた似合うが
ホールサイズの距離の近さがTUBEらしいキャパシティだといえる。
その点においてもホールツアーというのがTUBEにとっての『Home』といえよう。
今回座席は１階席の２列目３９，４０番、つまり右から５，６番目。
ちょうど前田さんやハル、カックンが目の前に来てくれるであろう絶好の席が取れました。これはおそらく初参加の母のビギナーズラックによるものかと。
「宇都宮にTUBEが来たら一緒に行こう！」と約束しておりましたが
以後なかなかホールツアーがなく、やっとこさ約束が実現しました。
照明がつき、音楽が鳴り始め、ステージ上にいるのはメンバーの４人だけ。ということは結構シンプルな構成のライヴになるかと思いきや
『月と太陽』などノリのいい曲もあり、TUBEらしい熱いライヴとなりました。おかげで５曲目にして早くもヘバり気味、あとは気力とアドレナリンのみ。
母も知っているようなメジャーな曲をやってくれないかなと祈っておりましたが『夏だね』や『Remember Me』など、ちょっと昔のシングル曲もやってくださり感謝です。
中でも嬉しかったのは『一気･本気･元気』。これは初めて聴いたときからライヴでコール＆レスポンスをやるのが夢だったので
『ＢＢＱ』のコーラス練習からこの前奏になったときは感激でした。
ところであのコーラス練習、前田さん曰く「セクシーな感じ」とはいえ･･･
この先言うのは18禁コードに抵触するおそれがありますが【爆】
女性の場合、下着の上からじゃそんなに感じませんよ【核爆】
それにしても『ジラされて熱帯』がやるとは思わなかった･･･
午前中に昨年のライヴＤＶＤ見てきたくせに、フリすっかり忘れてた【泣】
斜め前の『Ｔ．Ｕ．Ｂ．Ｅ』のＴシャツ着てたお姉さんたちを見て必死に合わせてました。ありがとうございました。
暗転の中、ステージ上でなにやらスタッフがごそごそとセッティング中。
照明がつくと、そこにテーブルと椅子、そして『ON AIR』と書かれた表示灯。座っているのはリョージただ一人。
ということでステージ上は『どっちのリョージショー』収録風景となりました。ちなみに毎回ＤＪ役は持ち回りだそうです。
ゲストはもちろんＴＵＢＥ、ということで“スタジオライヴ”として
『Remember Me』と『きっとどこかで』のアコースティックVer．を披露してくれました。
でも松本さん、DJだというのに相変わらずいじられキャラでした【笑】
さて、ライヴのセットリストの中には必ず一曲ぐらいサプライズな選曲というのがあるもの。「まさかこれをやってくれるとは！」と
嬉しい意味で期待を裏切ってくれる曲、それが今回の店主にとっては
『Half Moon』でした。
歌詞だけ聞くととてもやりきれないような歌なのですが
それがTUBE王道の軽快なメロディに乗るとよけいに切なさ倍増、
というお得意の“健気系ソング”、
もしかしたら『LANI KAI』で一番好きかも。
さっきまでのアコースティック･コーナーで切な系の曲が続いたので
よけいツボでした。
そして終盤の『Only You君と夏の日を』『涙を虹に』でヒートアップ、
こんなんじゃまだまだ終われないとばかりのTUBEコールに
まずリョージ、そしてカックン、ハルが登場、会場に手拍子を煽ります。
その間に何やらステージに階段をかけたり通路にロープを張ったり
気の早いオーディエンスはしきりと客席の奥を気にし始めますが
そのとき
Stop！
――the 『シーズン･イン･ザ・サン』！もみくちゃにされながら客席から前田さん登場。そして『―花火―』、『Smile』と畳み掛けますが
『Smile』のコブシは最終盤に少々きつかった【爆】
あれってそれほどアップテンポではないんですがサビはコブシ振り上げなんですよね。勢いで突き上げるわけじゃなし、ある意味『スロトレ』状態。･･･野外までに鍛えなおします。前田さんも少々精悍に見えましたし。
最後を飾るのは未発表の新曲、このツアーのために書き下ろした『Your Home Town』。前田さん曰く「今までのTUBEにはない」曲だと言っていましたが、確かに今までのTUバラとは違った
どこか懐かしい、“癒し系”な曲だと感じました。
敢えて言えば一昨年の『光と影』が一番近いかな？
まだまだ新曲リリース前のライヴということでちょっと心配してましたが
そんな不安を吹き飛ばす、TUBEにとっても、店主にとっても
久々のホールツアーとなりました。
しかしまだまだ２本目、この『Your Home Town』ツアーは47都道府県、60ヶ所を回る長丁場。11月まで続く超ロングツアー。
ということはまたメニューもどんどん変わっていくはず。
なので野外をはさんだ秋からの後半戦も楽しみにしておりますよ！
TUBE Live Around 2006
“Your Hometown”＠宇都宮文化会館
曲目リスト
1．Someday
２．SKY HIGH
３．夏を抱きしめて
４．夏だね
５．月と太陽
６．Ｂ☆Ｂ☆Ｑ
７．一気・本気・元気
８．ジラされて熱帯
9．Remember Me
10．きっとどこかで
11．プロポーズ
12．Half Moon
13．Only You君と夏の日を
15．涙を虹に
16．シーズン・イン・ザ・サン
17．花火
18．Ｓｍｉｌｅ
19．Your Home Town
Thanks to TOMOさま
（Heart of TUBE）