突撃！ライヴレポ
Live Around Special 2004
あー夏祭り＠横浜スタジアム
突然ですが皆様、『夏祭り』と聞いて何を思い浮かべますか？
文字通りの祭りの賑わいですか？それともその裏に潜む切ない思い出でしょうか？
今年のTUBEの野外のテーマは、前田氏曰く「表と裏」だそうですが、まさに『祭』の表と裏を演じて見せたステージだと思います。
それはあたかも、今回のツアータイトルに含まれた２つの曲のギャップにも似て・・・。
という前置きはともかく、店主個人のテーマとして今年は楽しむ、騒ぐ、キレまくること。というのもこの夏はけっこう多忙で、ライヴ直前まで本業の方に追われていました。どのくらい追われていたかというと・・・そーいや今年はライヴビデオ見てないよ。
しかも今年は久々に横スタとお盆がダブってしまい、店主は初の日帰り強行軍。はてさてどうなることやら？
今年の席は１塁側７番ゲート、K列１８８。２階席の真ん中ぐらいで昨年のX列から大きく前進。「この調子なら来年はアリーナデビューか？」と今年も同行してくれたイトコと盛り上がってました。
ちなみに席は通路横だったんで踊るスペースも確保。
それにしても今回の横スタはここ数年にない盛り上がり。というのもバックネット裏に構えてた集団が開演前からTUBEコールを煽り立てる。そして競艇のCMが突如スクリーンに流れたらみんなフライング気味に盛り上がる。
そんな中、メンバーとサポメンが気さーくにステージに登場。でも、カッコがヘン。春畑氏はウェットスーツ、角野氏は水兵姿、そして松本氏は・・・忘れちまった。ライヴからだいぶ経っちゃったからなぁ。DVD出たら確認しておこっと。しかし肝心のあのお方はいない。それでも彼らはするするとロープを登っていく。そして、３人＆サポメンがトーテムポールのように並んだとき、最上段から船長のカッコの前田氏登場！さてこれでどんな見事なアクロバットを見せてくれるのかと思いきや、前田氏するすると下へ。そして、前田さんの笛に合わせて残りの面々が次々と組体操張りのポーズを決めていく。毎年前田さんが体張ってウチラを楽しませてくれてるもんね。ま、たまにはこんなのもアリかな。
と言ってるうちにみんなするすると降りてきて『ウルトラバイオレットNo.１』が――１発目からウルトラかよ！普段の振りでは使わない筋肉を初っ端から使ったのでいいストレッチ代わりというかなんというか・・・でもメンバーみんな楽器持ってません。これがバンドかよ!!
ホーン隊のファンファーレとともにTUBE旗が掲揚されて、流れたイントロは、もしや！そう、『Let's go to the sea～OASIS』。聴きたかった曲その１が早くも２発目に。ちょっとブラスを利かせたアレンジになってましたが、サビは観客全員あの振り。そしてセット上ではTUBEの旗が揺れる。この曲は野外の定番になってもらいたいからねー、早くも大満足。
しかし、『Ｔシャツとブルージーンズと』、『あの夏を探して』とこちらは祭の『裏』でしっとりと。
ＭＣで前田氏はなにやらヘッドセットを取り出し、曰く「TUBEは日本でこれを最初に使ったうちの一組」とのこと。ということで『マイケル亘輝』on stage、かかったのは『夢のフロリダ』！うわっ、懐かしー。ちょうど初めて買ったアルバムの曲で、毎週これ聞きたさに主題歌になってたバラエティ見てたっけ、と前田氏の華麗なるステップを見ているよりも自分ひとりで興奮してる店主でした。
そして伝説の『HA・DA・KAでいこう』では銀紙テープとともにパンティが舞い飛ぶ。噂にゃ聞いてたがまさかホントに飛ぶとは・・・。
しかし前田氏ダウン？次のMCを春畑・角野コンビに任せて、ハルが「マイケル大丈夫？」って声かけてました。
しかし祭りはまだまだ続く。まさか２度目はあるまいと思ってた『人類のために乾杯！』が復活するわ、『湘南My Love』がレゲェヴァージョンで演るわ、まさに『祭』ならではのメニュー。
そして噴水バラードは、予想通り『プロポーズ』。噴水の見事さは毎年と変わりませんが、今年はそこにスポットライトが当たり、輝く水のカーテンとその前（ど真ん中）で歌う前田さんがきれいだこと。しかし今年は水が思いっきり前田氏を直撃してたらしい。昨年は確か流れすぎてアリーナ直撃だったよね・・・。
今回ライヴで一番盛り上がったのは、おそらく『涙を虹に』ではないでしょうか？CMの露出も多かったしね。イントロから一気に盛り上がり、サビではスタンド・アリーナともに３万人のコブシ、こぶし、拳！いやー、あれは壮観だった。
続く『夢の翼ひろげて』ではRidersでの春畑氏の予告どおり派手な特効がドカンドカン。花火は打ちあがり、さらに火炎放射が！
そしてあっという間に「Hot hot hot・・・Hot Night！」そう、野外の定番のあの曲が!!「Oh, Hot Night」の３万人のコーラス、炸裂する水柱、これがなくちゃTUBEの野外じゃない！
前田 「真夏の夜のっ」
観客 「まーぼろしならば！」
とはいえすでに２時間騒ぎっぱなしの中、無限に続くかと思われる「Hot Hot Night on the Beach」にリフレインにヘタレそうになりながらも腕を挙げ続けるエネルギーは何か、それは前田氏の歌声、そして自分も一緒に参加しているという実感。そこに演じる側と観る側という二項対立はなく、あるのは一緒にライヴを盛り上げているという一体感。だからこそ我々はマゾヒスティックに腕を挙げ続けられるのだ。なんて考えてるうちに
「Won't you kiss me kiss me 眩しい夜」
リフレインが終わるとともに、ライヴのメインメニューも一応終了。
でもまだお楽しみが残ってるんですよ・・・。
それは、公募によって選ばれたファンによる『海の家ダンサーズ』！みなさん揃いのハッピに身を包みステージ両翼へ。そーいや開場前から『海の家』横浜公園に音が漏れてましたっけ。もちろん観客席も負けじと踊る。公園内にあちこち振り付け教室の輪が出来てましたもんね。店主も振りはちょこっと練習してきただけですが、何とかついていけてました。そんなに難しいもんじゃなかったし。
『太陽の兄弟』では春畑氏の予告②の通り「マッチョでパン１のムキムキマンブラザー」が登場。曲に合わせてその見事な肉体を誇示してました。
とはいえだいぶ疲労が腕に脚に蓄積しつつある。それでも『Only You 君と夏の日を』のイントロを聞くと自然に腕が上がってしまう。おそるべし、TUBEアドレナリン。というのもこの曲は初ライヴの思い出の曲なんですが、ここで前田さんの足元のステージが浮いて、揺れながら炎が噴出！・・・といっても実はこの曲、自分が興奮しちゃってディテールはよく覚えてません【冷汗】そして間奏の火炎放射は、熱がスタンドの店主らの方にまで届くほど！ということはアリーナは、それ以上に熱かったことでしょう。
そしてアンコール２は、いくらマンネリと言われようとこれがなきゃ始まらない、もとい終われないナンバー。『あー夏休み』（このツアータイトルじゃ演らないはずがない！）では「さあ皆さんご一緒に、あーなつやすみぃ」を満喫し、『恋してムーチョ』では、オリンピック期間中ということで、ときおりニッポンチャチャチャ・コールが混じりながら揺れる３万人の腕、うで、ウデ！ライヴでの一糸乱れぬ姿はいつ見ても感動モノ、それを見ればまた燃えるというもの。
しかし残るは最後の一曲、『光と影』。CDレヴューではかなりけちょんけちょんにけなしてしまいましたが、生で聞いて印象が変わりました。歌い方がCDとは微妙に違う感じ。CDでは琉球民謡風の節回しを意識してる感じだけど、ライヴでは素直に、普段の前田さんの歌い方だったような気がします。その方が帰ってシンプルなメロディが直接胸に刺さってきました。
今年は久々に新曲の多いセットリストでしたが、唯一不満だったのは『みんなのキラキラ』が演ってくれなかったこと。あれこそ野外向きの曲じゃないですか。もしかして振りが間に合わなかったとか？
そして来年はいよいよ２０周年！どこでどんなことをやってくれるのか、今から楽しみです。でもあんまり遠いとこには行けませんよ！来年の夏あたりは多分本業が今年以上に多忙だと思いますので・・・。
それ以前に、ひょっとしたら今年も秋冬があるかも？と密かに期待してます。いや、もしかしてソロツアーかも、いやいや・・・。
Live Around Special 2004
あー夏祭り＠横浜スタジアム
曲目リスト
１．ウルトラバイオレットNo.１
２．Let's go to the sea～OASIS
３．Ｔシャツとブルージーンズと
４．あの夏を探して
５．ゆずれない夏
６．夢のフロリダ
７．HA・DA・KAでいこう
８．Ｔシャツの恋
９．人類のために乾杯！
１０．湘南My Love
１１．夏祭り
１２．月の雫
１３．プロポーズ
１４．（春畑ソロ）
１５．N・A・T・S・U
１６．一人になっちゃった
１７．涙を虹に
１８．夢の翼ひろげて
１９．Hot Night
２０．海の家
２１．太陽の兄弟
２３．夏を待ちきれなくて
２４．Only You 君と夏の日を
２５．あー夏休み
２６．恋してムーチョ
２７．光と影
thanks to
TOMOさま
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