我らが巨人軍は

永久に不滅です!

 

――店主が巨人を好きな理由――

突然ですが、店主は大の巨人ファンです。

どのくらいファンかというと、毎日家に帰ってくるなりただいまもそこそこに、

「巨人勝ってる?」と訊き、TVを野球中継に回してしまうほど。

そして勝てば昼間の憂さも吹っ飛び上機嫌なのに、

負けようものならゲームセットの瞬間にスイッチを消してふいとどこかにいなくなってしまう。

そして連敗などしたら・・・しばらく不機嫌です。近づかない方がいいくらい。

そう、ペナントレースの開幕から日本シリーズにかけて、店主にとっては野球は生活の一部です。試合の一球一球に一喜一憂し、順位表にやきもきし、翌日の朝刊スポーツ面を食い入るようにチェックし、咎無くしてけなされようものなら、たとえ口さがないタブロイド紙でもかまわずにはいられない、

ではなぜ店主がこれほどまでに巨人にほれ込んでしまったかというと・・・

 

 

店主が本格的に野球ファン活動を始めたのは94年のシーズン中盤から。

もともと両親ともに巨人ファンという家庭に生まれ、購読しているのはもちろん読売新聞、

という家庭に生まれたので、巨人ファンになるのはもはや宿命付けられていたもの。

しかし、小さいころはアニメ見たさに野球中継からチャンネル権を奪い、

その後春ソロ『J's Theme』の影響でサッカーファンとなってしまいましたが、

サッカーはいまいち好きな選手というのもいないまま、世間のJリーグ熱と同様に

早々と冷め切ってしまいました。そう、日本人だったら野球でしょ。毎日あるし。

そして、はまった年に優勝なんてしようものだから、ますますやめられなくなってしまいました。その年はちょうど落合がFAで入団、松井と一緒にクリーンナップを張ってたころ。

惜しくも槙原の完全試合のころはまだずるずるとサッカーファンをやっていましたが、

終盤、首位をひた走りながらも中日に追い上げられて、

気がつきゃ最終戦、これに勝った方が優勝という対中日、

世に言う『10.8・国民的行事』。

その日店主はTVの前で正座してじっと戦況を見つめていましたよ。

しかし落合の先制アーチが出てさっさと膝を崩してしまいました。

その後、当時の先発三本柱による豪華な投手リレーによって巨人優勝!

そして日本シリーズまで制してしまったんですから、もうこうなったら巨人道一直線ですよ。

次の開幕からは、中継が始まる前にお風呂に入って精進潔斎して(って大げさやなぁ)

国歌斉唱、始球式と見届けたあと、最後の一球まで球春到来の喜びとともに応援するというのが店主の春の風物詩となっております。

 

 

さて、巨人の魅力の一つに、「決してただで優勝しない」ということが挙げられます。

さっきの『国民的行事』をはじめ、96年の11.5ゲーム差をひっくり返した『メークドラマ』、

そして2000年のドーム最終戦、4点差をひっくり返す『サヨナラ優勝』。

そのとき、二岡のホームランが出た瞬間、隣に座ってた妹と二人で思いっきり叫んでしまいましたから。そのあと父にしかられましたが。

でも昨年(02年)の『逆サヨナラ優勝』はいただけませんね。

そのあと、日本シリーズで4勝0敗で勝ったからいいとしておきますが。

ともかく、勝っても負けても絵になるチーム、それが巨人だと店主は思うのであります。

 

 

そんな巨人ファンの店主が、チームの中で一番のお気に入りの選手は

内野の守備の要、恐怖の切り込み隊長、そして背番号8・仁志敏久内野手です。

もともと店主は毎年ルーキーを必ずチェックしてるんですが、

仁志もそんな店主のお眼鏡に叶った一人でした。

小動物を思わせるつぶらな瞳、微妙な波線を描くその口元は、

いまや世界的人気となった某テレビゲームのアイドル的キャラクターとそっくり。

それゆえ、一部のファンの間では『ぴかちるさん』としておなじみです。

そして171cmの小柄な体格。バッターボックスに入れば審判の方が大きいくらい。

しかし、そういった愛玩動物的な印象とは裏腹に、チーム一の負けん気の持ち主でもあります。それはあの大物野球解説者・E氏にケンカを売って、『切り込みバトラー』の名を頂戴したほど。

さらに忘れてはならないのはその鋭敏な守備センス。いまやゴールデングラブ賞の常連です。でも珍プレー好プレーって一人一プレーしかやらないし、下手すりゃやってくれないことも。それでも仁志の守備はセ・リーグを、いや、日本球界を代表すると思います。

いかにも好プレーという俊足を活かしたダイビングキャッチなどの派手なプレーもいいのですが、仁志の真骨頂はやはりポジショニングのよさ。

一、ニ塁間を抜ける!という当たりも正面に仁志がいてセカンドゴロ、というシーンも多いはず。そういう見えない好プレーこそ仁志の守備の最大の魅力ではないでしょうか。

 

 

いままで何の脈絡もないまま巨人への愛情を語ってきましたが

一つ苦言を述べるとしたら、やはりカネに物を言わせた大型補強ですね。

ぺタジーニなんて獲らなくてもよかったのに・・・。

原監督は若い選手をどんどん起用して当たっていたので、

決してもう今までのような補強はいらないと思うんですが。

そしてオーナーですね(冷汗)

巨人の選手はたとえペタジーニだろうが、YGのユニフォームを着た以上声援を送りますが、巨人で唯一気に食わないのはこのオーナーです。ときどき自分がオーナーになってやると思うくらい。

それでもあなたは巨人を愛し続けますか?と訊かれたら答えは絶対Yesです。

もう今さら辞められないのよ名物娘、もうこうなったら女徳光目指してやる!という勢いです。

あ、でももし仁志をトレードに出しちゃったりしたら思いっきり考えちゃうけどな・・・。

 

 

Coming out!